雨樋の取り付けは、一見難しそうに見えますが、適切な手順と工具さえあれば、DIYで十分に行うことができます。
この記事では、雨樋後付けの基礎知識から、具体的な取り付け方法、そして失敗を防ぐためのポイントまでを分かりやすく解説します。
自分で雨樋を取り付けて、家のメンテナンス費用を節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
□雨樋後付けは自分でできる?
1:雨樋後付けの基礎知識
雨樋は、屋根から流れ落ちる雨水を地面に落とすための重要な役割を果たしています。
雨樋がないと、雨水は家の外壁に直接当たり、建物の腐食や劣化を早めてしまいます。
また、雨水が基礎部分に浸透すると、シロアリが発生する原因にもなります。
そのため、雨樋は家の寿命を長く保つために欠かせないものです。
2:雨樋の種類と選び方
雨樋には、主に軒樋と縦樋の2種類があります。
軒樋は、屋根の軒先に設置され、雨水を集める役割を果たします。
縦樋は、軒樋から集めた雨水を地面に落とす役割を果たします。
雨樋の種類は、材質や形状、サイズなど、様々なものが販売されています。
自分の家の屋根や外壁の材質や色に合わせて、適切な雨樋を選びましょう。
3:雨樋の取り付け方法
雨樋の取り付けは、以下の手順で行います。
・足場の設置
雨樋を取り付ける際には、安全に作業を行うために、足場を設置することが重要です。
1階の場合は、脚立を並べて簡易的な足場を作ることができます。
2階以上の場合は、足場業者に依頼する必要があります。
・軒樋の金具の取り付け
軒樋の金具は、軒樋を屋根に固定するためのものです。
軒樋の金具は、鼻隠しと呼ばれる屋根の先端にビスで固定します。
軒樋の金具を取り付ける位置は、雨水が軒樋にスムーズに流れ込むように、適切な勾配を付けて設置することが重要です。
・軒樋の取り付け
軒樋の金具が設置できたら、軒樋を取り付けます。
軒樋は、金具にはまりこむような形状になっているので、引掛けて取り付けます。
軒樋の長さが足りない場合は、軒継手でつなぎます。
軒樋と軒継手の間は、雨樋専用接着剤を使用して、水漏れしないようにしっかりと接着します。
・縦樋と金具の取り付け
軒樋を取り付けたら、縦樋を取り付けます。
縦樋は、軒樋から集めた雨水を地面に落とす役割を果たします。
縦樋は、壁に金具で固定します。
縦樋の長さが足りない場合は、縦継手でつなぎます。
□雨樋後付けのメリットとデメリット
1:メリット
雨樋後付けのメリットは、以下の通りです。
・費用を抑えられる
雨樋後付けは、新築時に雨樋を取り付けるよりも費用を抑えることができます。
自分で取り付ければ、さらに費用を抑えることができます。
・家の寿命を長く保てる
雨樋は、雨水を地面に落とすことで、家の外壁や基礎部分を雨水から守ります。
雨樋を取り付けることで、家の寿命を長く保つことができます。
2:デメリット
雨樋後付けのデメリットは、以下の通りです。
・既存の屋根や外壁の状態によっては、取り付けが難しい場合がある
既存の屋根や外壁の状態によっては、雨樋を取り付けることが難しい場合があります。
特に、屋根の勾配が急な場合や、外壁に傷がある場合は、専門業者に依頼する方が良いでしょう。
・雨樋を取り付けるための足場が必要になる場合がある
2階以上の屋根に雨樋を取り付ける場合は、足場が必要になります。
足場を設置する費用は、別途かかるので、費用面での検討が必要です。
□まとめ
この記事では、雨樋後付けの基礎知識、具体的な取り付け方法、失敗を防ぐためのポイントなどを解説しました。
雨樋後付けは、費用を抑えながら、家の寿命を長く保つことができる有効な方法です。
この記事を参考に、安全に、そして正しく雨樋を取り付け、快適な住まいを実現してください。