外壁塗装は、家の美観を保つだけでなく、建物を守る重要な役割を果たします。
しかし、この工事中には様々なトラブルが起こり得ます。
音や臭いの問題から、塗料の飛散や色違いまで、さまざまな問題が発生する可能性があるでしょう。
この記事では、外壁塗装で起こりがちなトラブルと外壁塗装トラブル解決のための相談先についてご紹介します。
□外壁塗装で起こりがちなトラブルとは？
外壁塗装における一般的なトラブルとして、ご近所問題が挙げられます。
特に多いのが騒音、塗料の飛散、そして臭いに関するものです。
＊騒音によるご近所トラブル
外壁塗装工事では、作業に伴う騒音が避けられません。
この騒音が原因で近隣から苦情が寄せられることがあります。
事前の挨拶や作業時間の配慮が重要です。
特に大きな音が予想される場合は、事前に周辺住民に通知し、理解を得る努力が不可欠です。
＊塗料飛び散りによるトラブル
近隣住宅への塗料飛び散りは、大きなトラブルの元です。
これを防ぐためには、施工会社に適切な養生を行ってもらうことが重要です。
また、万が一の飛散に備え、工事前に施工会社と補償に関する話し合いをすることも大切です。
＊臭いによるトラブル
外壁塗装に使用される塗料は、どうしても臭いを発します。
これが原因で近隣から苦情が出ることもあります。
特に密集した住宅地では、事前の挨拶と臭いの発生を最小限に抑える工夫が必要です。
□外壁塗装トラブル解決のための相談先とは？
万が一トラブルが発生した場合、適切な相談先を知っておくことが重要です。
1:塗装会社
まず、最初に相談すべきは、施工を行った塗装会社です。
外壁塗装に不具合が起こり、原因が塗装会社にある場合、無償で対応してもらえる可能性があります。
契約時の保証内容を確認しておくことが大切です。
2:住宅リフォーム・紛争処理支援センター
手抜き工事や不当な請求など、施工会社とのトラブルには専門機関である住宅リフォーム・紛争処理支援センターへの相談が有効です。
このセンターには建築士や弁護士が在籍しており、専門的なアドバイスを受けられます。
3:国民生活センター
さらに、リフォーム関連のトラブルでは国民生活センターも有用な相談先です。
特に詐欺的な行為や不当な商法に関しては、こちらで的確なアドバイスが得られるでしょう。
4:保険会社
工事後に問題が発生した場合、施工会社の保証期間内であれば無償で対応してもらえる可能性があります。
しかし、施工会社が倒産している場合は、リフォーム瑕疵保険が役立ちます。
この保険に加入していれば、施工会社に代わって補修工事の費用をカバーしてもらえます。
5:弁護士
上記の相談窓口で解決しない場合、弁護士への相談が最終手段となります。
ただし、弁護士への相談は有料であることが多いので、その他の相談窓口を先に利用することをお勧めします。
□まとめ
外壁塗装におけるトラブルは多岐にわたりますが、事前の準備と正しい知識があれば、多くの問題を未然に防げるでしょう。
また、トラブルが発生した際には、適切な相談先を知っておくことが重要です。
この記事が、安心して外壁塗装を進めるための一助となれば幸いです。
