住宅に何年も住むと、だんだん外壁の黒ずみが発生します。
黒ずみを放置していると建物の見た目が悪くなるので、早めに対処しましょう。
今回は、外壁の黒ずみが発生する原因と黒ずみ掃除の注意点をご紹介します。
良かれと思ってした黒ずみ掃除が、かえって外壁を劣化させることもあるので注意しましょう。
□外壁の黒ずみの原因
外壁の黒ずみの原因は、主に5つあります。
1つ目は、雨だれです。
外壁の汚れが雨で流れ切らないと、黒く細長い汚れが発生します。
雨だれの汚れは、窓枠や屋根付近の外壁に発生しやすいです。
2つ目は、カビです。
日光に当たりにくい北側の外壁や凹凸があるサイディングの外壁は、湿度が高かったり汚れがたまりやすかったりするので、カビが発生しやすいです。
白系の外壁は黒色のコケが目立ちやすいので、注意しましょう。
3つ目は、ホコリやチリです。
空気中のホコリやチリは目に見えませんが、集まることで灰色の汚れとして現れます。
空気にずっと触れている外壁は、ホコリやチリの汚れが付着しやすいです。
4つ目は、排気汚れです。
交通量の多い道路が家の近くにある場合は、排気汚れの影響を受けます。
排気ガスによる汚れは、外壁がくすんだように見えます。
5つ目は塗装の色あせです。
外壁の塗膜が紫外線により劣化すると、塗装の色あせが発生し、外壁が黒ずみます。
□外壁の黒ずみ掃除の注意点
黒ずみ掃除をする時には、3つのことに注意しましょう。
*水拭き掃除ができない外壁がある
布製の壁紙が貼られている場合は、水拭き掃除ができません。
外壁が水を含んでしまい、劣化につながる可能性があるからです。
水拭きしても良いか判断できない場合は、外壁に水を少し付けてみましょう。
外壁が水を弾いた場合は、水拭きしても大丈夫です。
*漂白剤を使用しない
塩素系漂白剤を使用して、黒ずみを落とすのはやめましょう。
外壁の色まで漂白してしまうかもしれません。
*カビの上からペンキを塗らない
カビの上にペンキを塗ってしまうと、カビがペンキの下で繁殖してしまいます。
その時は外壁の見た目がきれいになっても、後々カビによる被害が拡大してしまいます。
そのため、カビを発見したらすぐに当社のような外壁の専門会社に相談しましょう。
□まとめ
外壁の黒ずみの原因として、雨だれや排気汚れ、色あせなどがあります。
黒ずみの掃除を自分で行う時には、漂白剤を使用しないことを覚えておきましょう。
また、水拭き掃除ができない外壁もあるので、水拭きして良い外壁か確かめてから掃除をしましょう。