屋根の色を変えるだけで、家の印象ががらりと変わります。
そのため、自分の理想の家にするには屋根の色選びも大切なのです。
今回は、屋根の色を選ぶ際のポイントをご紹介します。
屋根の色に不向きな色を知り、屋根の色を選ぶ際に失敗しないようにしましょう。
□屋根の色選びで見るべきポイント
屋根の色を選ぶ際には、4つのことに気を付けましょう。
1つ目は、外壁とのバランスを見ることです。
外壁の色と屋根の色のバランスが取れていると、おしゃれな印象になります。
おしゃれに見せるためには、外壁と屋根の色を同じ色にせず、メリハリがある色を選ぶのがポイントです。
もし、外壁も屋根もグレーを選びたいならば、屋根は黒に近い濃いグレーを選び、外壁は白に近いグレーを選ぶとバランスが良いでしょう。
2つ目は、外観に調和する色にすることです。
外壁だけでなく、屋根も近隣の家と相性が良い色を選びましょう。
外観に調和しないと、景観を損ねてしまいます。
3つ目は、屋根のサンプルの色を屋外で確認することです。
日光が当たる場所で見る色と当たらない場所で見る色は、色の見え方が違います。
想像していた色と実際に屋根に塗った色が違うことがないように、いろいろな環境の下で色のサンプルを見ましょう。
4つ目は、遮熱効果です。
遮熱効果が最も高いのは、太陽光を反射する白色です。
遮熱効果を求める方は、白色に近い明るい色を選びましょう。
屋根に遮熱効果があると室内温度の上昇を抑えられるため、電気代が節約できます。
□屋根におすすめできない色
屋根に原色はおすすめできません。
なぜなら、色あせが目立ちやすく、また周囲に溶け込まないため悪目立ちするからです。
赤や青などの濃い色は3年から5年ほどで色あせし、外から見て家が劣化しているように感じてしまいます。
そのため、どうしても赤や青の屋根にしたい方は淡い色を選ぶようにしましょう。
彩度の低い色を選ぶことで、色あせが目立ちにくくなるだけでなく、景観にも合いやすくなるのです。
また、汚れが目立つのが嫌な方は、屋根に白色を選ぶのは避けましょう。
白は他の色より汚れが目立ちますし、屋根は気軽に洗えないので、後悔してしまうかもしれんません。
□まとめ
屋根の色を選ぶ際には、外壁の色とのバランスや悪目立ちしないかを考えましょう。
原色は、色あせがしやすく、景観を損ねる可能性があるためおすすめしません。
また、白色の屋根は遮熱効果が高いですが、汚れが目立ちやすいデメリットもあります。