黒色は熱を吸収しやすいから暑いというのは、よく聞く話ではないでしょうか。
黒色は、高級感がありおしゃれな雰囲気を感じる色です。
今回は、外壁の色を迷っている方や黒の外壁にすると室内が暑くなるのか知りたいという方に向けて、黒の外壁のメリットとデメリットについてご紹介します。
□黒の外壁のメリット
外壁を黒色にするメリットは実用面でのメリットとデザイン面でのメリットがあります。
*外壁を黒にする実用的なメリット
・冬は暖かい
黒色は熱を吸収します。
保温性に優れているため、雪国や寒い地域の方にはおすすめです。
夏の暑さが気になり、断熱材を採用する場合は、断熱材が熱を遮断してしまうため、黒色に対する効果はあまり感じられないでしょう。
・黒い汚れが目立ちにくくなる
外壁につく主な汚れの1つに、雨だれがあります。
空気中を漂う埃や排気ガスが雨と混ざって、降雨と共に壁に流れるのが雨だれの原因です。
雨が降る以上、雨だれを完全に防ぐことは難しいですが、黒い外壁にすることで雨だれを目立ちにくくできます。
*外壁を黒にするデザイン面でのメリット
・おしゃれで洗練された印象を与える
シンプルなのに高級感がある黒色は、おしゃれで洗練された印象に仕上がります。
外観の印象を左右する外壁は、おしゃれにしたい、スタイリッシュにしたいといった希望を持っている方も多いでしょう。
そのような外壁を希望する方に黒色はおすすめです。
・家がわかりやすい
上記で述べたようなメリットがある黒色の外壁ですが、まだあまり主流ではありません。
そのため、周辺の家の中で迷うことなくたどり着けて、友人や親戚に場所を覚えてもらいやすいです。
□暑い?黒の外壁のデメリット
さまざまなメリットがある黒色の外壁ですが、メリットがあればデメリットもあります。
・夏が暑い
黒色の外壁は、素材にもよりますが夏場は80度前後になります。
年々夏の温暖化が著しくなっている日本では、断熱材や遮熱塗料を採用しないと過ごしにくさを感じるでしょう。
空調設備にかかる費用も高くなってしまいます。
・白い汚れが目立ちやすくなる
鳥の糞や砂埃のような白い汚れは、黒い外壁によく目立ちます。
汚れが付着しにくい素材を選ぶことで汚れの目立ちを防げます。
・紫外線の色褪せがわかりやすくなる
色褪せは暗い色ほど目立ちやすいです。
黒色は他の色に比べてひときわ暗い色なので、色褪せが目立ちやすいです。
外壁は外に設置してあるためどうしても紫外線による色褪せが目立ってしまいます。
紫外線カット機能のある素材を選ぶ、定期的にメンテナンスするといった対策をしましょう。
□まとめ
今回は、外壁の色を迷っている方や黒の外壁にすると室内が暑くなるのか知りたいという方に向けて、黒の外壁のメリットとデメリットについてご紹介しました。
黒色の外壁は夏の暑さ、汚れや色褪せの目立ちやすさといったデメリットがありますが、実用面・デザイン面におけるメリットもあります。
後悔のない外壁選びのためによくご検討ください。