再生エネルギーの代表格とも言える太陽光発電。
二酸化炭素の排出が削減できるだけでなく、エネルギーコストも抑えられることから、設置を考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、太陽光発電を設置した後から雨漏りになってしまったというトラブルも耳にします。
本記事では、太陽光発電の設置によって起こる雨漏りの原因を解説しますので、ぜひお読みください。
□太陽光発電の雨漏りトラブルが起こる原因とは?
太陽光発電を設置する際、多くの工法では屋根に穴を開けて太陽光発電を設置します。
その際に開けた穴から雨漏りが生じてしまうというトラブルが、残念ながら起こってしまうことも。
そのトラブルの原因は、以下の3つです。
*防水シートの位置がずれている
多くの場合、屋根の基礎部分である野地板の上に雨漏りを防ぐための防水シートを貼り付けます。
防水シートは直打ち工法によって取りつけられますが、その際に適切ではない場所に穴を開けてしまうことで防水シートがずれてしまい、雨漏りを引き起こしてしまいます。
*屋根材がずれている
屋根材は防水シート以上に、雨漏りの防止に大きな役割を果たします。
太陽光発電パネルを設置する際は、一度屋根材を違う場所に移動させる必要がありますが、この際にきちんと戻すことが大切です。
きちんと戻せず、下の位置からずれてしまった場合は雨漏りの原因となってしまいます。
*太陽光発電パネルの設置が難しい屋根に取り付ける
太陽光発電パネルはすべての屋根に取り付けられるわけではありません。
構造が複雑な屋根や小さすぎる屋根、経年劣化が著しい屋根などは太陽光発電パネルを取り付けられないことがあります。
無理に取り付けると雨漏りの原因となる恐れがありますので、控えましょう。
□太陽光発電での施工不良を避けるための対策
太陽光発電を設置した後に雨漏りを含む施工不良を避けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
パワーコンディショナーや太陽光パネルに汚れがないか、定期的に確認することで、施工不良を防げます。
ただ、太陽光発電のメンテナンスは高所のため、自分自身でやるよりもプロにお願いした方が安全で確実です。
□まとめ
太陽光発電設置の際に防水シートや屋根材がずれていると、雨漏りの原因となってしまいます。
太陽光発電パネルは設置できる屋根とできない屋根がありますので、無理に取り付けないようにしましょう。
取り付け後も雨漏りを防ぐために、定期的なメンテナンスを忘れないでくださいね。