耐久性の高い素材として、屋根や壁の建材に広く使用されているセメント瓦。
しかしメンテナンスを怠れば、セメント瓦はどんどんと劣化し、最悪の場合落下事故が発生するリスクも。
そこで本記事では、セメント瓦の耐用年数や劣化症状について解説します。
セメント瓦の耐用年数や劣化症状について知り、適切なメンテナンスを行うことで建物の寿命を延ばしましょう。
□セメント瓦の塗装に最適なタイミングはいつ?
*セメント瓦の耐用年数
セメント瓦の一般的な塗装メンテナンス時期は15から20年と言われています。
具体的には、以下のような症状が現れたら何らかの対処を行う必要があります。
・色褪せ、変色
・カビやコケの繁殖
・ひび割れ、欠落
各劣化症状の特徴については、後半にまとめています。
*塗装しないとどうなる?
セメント瓦の主成分はセメントであるため、塗装をすることにより、水が染み込み劣化するのを防いでいます。
そんな塗膜が薄くなってくれば、容赦なく水が染み込みセメントの成分が溶け出すため、その強度は加速度的に低下していきます。
つまり、割れやすくなるのです。
防水性は塗装により回復する一方で、一度低下したセメント瓦の強度を復活させることは不可能です。
そのため、強度が低下する前に定期的にメンテナンスすることが重要です。
□セメント瓦の主な劣化症状
ここでは、先ほどご紹介した3つの劣化症状の特徴について解説します。
1.色褪せ、変色
これは初期の劣化症状です。
日々の紫外線や雨風により、塗装が弱り色が抜けてくると色褪せや変色が起こります。
2.カビやコケの繁殖
瓦の表面に付着している緑や茶色のぽつぽつの正体は、カビやコケです。
セメント瓦が雨水から水分を吸収した状態では、カビやコケの胞子が付着しやすくなります。
つまりカビやコケが繁殖しているということは、表面の防水性が低下している状態であると言えます。
3.ひび割れ、欠落
セメントは水を吸うと膨張し、乾くと収縮するため、防水性が切れてからも放置しておくとひび割れが発生します。
それでも放置を続けているとそのひびは広がり、最悪の場合、欠落や落下事故につながる恐れも。
そのため、セメント瓦にひび割れが見つかったら、早急に修理を依頼することをおすすめします。
□まとめ
今回は、セメント瓦の耐用年数や劣化症状について解説しました。
セメント瓦の一般的な塗装メンテナンス時期は15から20年と言われています。
15年経過していなくても以下のような症状が見られたら、塗膜が薄くなっている可能性があるので適切なメンテナンスを行いましょう。
・色褪せ、変色
・カビやコケの繁殖
・ひび割れ、欠落
当社は倉敷市を中心に地域に根差した会社として、安心の屋根塗装や外壁塗装を提供しております。
外壁や屋根の塗装を検討している方は、お気軽に当社にご相談ください。